こんばんは。なんかブログのシステムがアレだったようで本日過去5回ぶんがまとまってアップされてます。ネタ切れになったわけではない!(がネタが無尽蔵にあるわけでもない)

前回で良いメロディが出来たはずなので、いかにコード進行をつけていくか、という話をしたいと思います。

そもそもコードとは何ぞやというところから説明しましょう。ざっくりなので詳しい人は見逃してください。
その昔、西洋音楽は単旋律(要はメロディだけ)でした。
そこに、複数の旋律を同時に鳴らす音楽が出現しました。そして、複数の旋律をちゃんとそれとわかるように綺麗にならす「対位法」という技法が発達しました。
さらに時代が下って、「ある瞬間に同時になっている音(=和音)」に着目し、これをうまく繋げていって音楽を作る技法「和声法」が確立されていきました。
しかし、ちゃんと一つ一つのパートを構築していくクラシック音楽ではこれでいいのですが、アドリブ重視のジャズでわかりやすく他人に伝えるのに難儀する・・・
ということで、ファーディ・グローフェとジェリー・ロール・モートンという人が和音に解りやすく名前をつけました(wikiにも伝聞の形で書かれているので諸説あるのかも)
そして現代の僕らはCと書かれてあればドミソと伴奏をつけることができるようになりました(めでたしめでたし)

さて本題に入りたいのですが、まず身も蓋もないことを言ってしまおうと思います。
「あるメロディに対してのコードの付け方は、作った人がこれでいいと思ってしまえば不正解はない」
メロディに正解も不正解もないっていう思想は結構みなさん共有してもらえると思うんですが、とたんにコードになると正解不正解を言いたい人が増えます。
個人的には、正解不正解というよりも「ベタ/前衛的」といった分け方の方が的確かなと思います。
その上で、しっくりくるコードをつけるためのコツをいくつかあげたいと思います。

・頻出のコード進行を覚える
これまた身も蓋もありませんがここをサボって楽しようとするからロクなコードをつけられないんです。
しかしいくつかパターンは存在します。例を上げます。キーCの場合で説明します。
A)カノン進行型
C-G/B-Am-C/G-F-C/E-F-G

B)循環コード型
C-F-G-C

C)JPOP頻出名曲進行
F-G-Em-Am

D)ルート音全然動かないけどコード変わった感欲しいときのやつ
C-Caug-C6-C7

けっこうこの4つを押さえておくだけで7割くらいカバーできるんでは感あります。
ここから、代理コードを使うなどして改変していくとよいかと思います。
結構盲点なのですが、D)があう時は、大抵シンプルな単音リフも合います。必ずしもコードで伴奏作りをしないといけないわけではありません。

・メロとルート音の関係
対位法的な考え方なのですが、コードの変わり目でメロディが上がっているときはコード(のルート音)は下がる、逆にメロディが下がっているときはコードは上がる方向で動くとしっくりく事が多いです。

・解決
「落ち着いた」コードに進行することを解決と呼びます。キーCの曲で、G7はなんか落ち着きませんが、これがCに進行すると、落ち着いた感が出ます。これが解決です。
以前理論のコードの回で言ったツーファイブもまんまこのことです。
もうちょっと拡大解釈して、多少大胆な和音を付けても、解決しさえすれば(多くの場合トニックに進行すれば、ですが、テクニカルに違うコードで落ち着かせる技術もあります)曲としてちゃんとしたものになると思います。
というか、そもそもコード進行が、まず不安→落ち着くを繰り返す事で音楽を展開していく手法ですので(モードジャズやリフもののロックではまた違う話になります)ちゃんとフラグを回収できるんであれば「不安」の部分は結構無茶をしても許される空気は現代ポピュラー音楽シーンではあります。

・あえて進行しない
さっきのD)と重なるところでもありますが、2小節くらい同じコードのほうが実はいい、というパターンもあります。自信を持って同じコードを鳴らしつづけましょう。代わりにリズムなどで変化を付けるとよいかもしれません。

以上、コード進行の為のTIPSでした。
この変は結局引き出し、という感じです。ただ、いろんな曲のコードを調べると、結構いくつかの決まった形に収束していくと思います。引き出し増やしていきましょう!
次回から総合的なアレンジの話に行きたいと思います。

四条烏丸店 池住