こんばんは。これを書いている今日、春分の日です。春は毎年気分が落ち込みます。つらい。

さて、今回は総合的にアレンジのコツをいろいろ書いていきたいと思います。

・編成を決める
ロックバンドの場合はギターベースドラムなので考える必要はあまりないかもしれませんが、DTMなんかの場合はいろいろ出来すぎて逆にごちゃごちゃするパターンが多くあります。
ギターベースドラムにピアノ・ストリングス・ブラスなんかは大いにアリですが、このあたりとシンセが重なると統一感がなくなる場合が多々あります。
たとえば、ブラスを入れた曲に、シンセブラスっぽい音色も入れると、どっちかでいいやん、となります。シンセリード→木管、シンセブラス→金管と置き換えられる場合も多いですので、同系統の音色はまとめるが吉です。

・歌詞や表現したいこととの合致
たとえば、2番のAメロを静かにしたり、最後のサビの楽器編成を他とは変えたりなどはよくあるアレンジですが、それが歌詞のストーリーとリンクしていると楽曲の説得力がぐっと増します。正解不正解はないですが、ここで「敢えて他の表現手段(絵・文章・映像etc.)ではなく音楽でやる意味」を考えてください。

・歌を中心に
あくまで一般的なロック・ポップスに限った場合ですが、「歌を聞かせる」ことを主眼において他の諸々を決めていくのがよいかなと思います。
ギタリストが速弾き世界一だろうと、ベーシストが超絶美人だろうと、あくまで音楽的な主役は歌です。歌以外は8割聞かれていないと言っても過言ではありません。マジで。

・目立つパートを同時に2つ以上にしない
歌を中心に、というのを対位法的な考え方で対処するとスッキリします。ざっくり言うと、歌の音符が詰まっているところはバックはただのコード弾きをして、歌が無い所かロングトーンのところで違う楽器が動く、ということです。
無意識的に歌の隙間にギターがオブリを入れることはあるとは思いますが、全体を把握していないと、歌がないところでギターもベースもドラムもごちゃごちゃ動いている、ということがあります。あくまで曲がいちばんよくなるフレーズを選びましょう。

・歌とギターなどが同時に動くとき
対位法をちゃんと勉強しないと厳密にはうまくいかないのですが、歌とギターやピアノの裏メロが同時に鳴るとき、「歌が上昇するときは裏メロは下降、歌が下降するときは裏メロは上昇」「歌と裏メロのリズムはなるべくずらす」「歌の最高音より裏メロの最高音を低くしておく」
を守ると、歌を邪魔せず独立して聞かせることができます。

・どこで逸脱するか
上記のことを厳密に守ると、よっぽどメロや歌詞がよくない限り、「普通の」曲ができると思います。一旦、こういった「型」にハマった曲を作れるようになったら、逆にどこか一点「型」を破った(あるいはセオリーより感性を重視した)曲を作ってみましょう。
そういうイビツな部分を作ることによって、曲の個性がでてきます。

なかなか難しいとは思いますが、アレンジの一助となれば幸いです。次回はもうちょっと細かい転調とかのテクニックかなー。では。

四条烏丸店 池住