こんにちは。もう5月かよ!GWは人によっては始まっているみたいです。

今日は転調について。結構テクニカルな話なんですが、なるべくすぐ使える話をメインで書いて行こうと思います。

・転調する意義
大半の曲は別に転調せずとも成り立ちます。なのになぜ転調が必要か。
まず、場面転換ですね。キーが変わると雰囲気がかわります。最後のサビで一音あげたりとかは常套手段ですが、感動のフィナーレもっていく演出として、「ここが一番盛り上がっている」ということを示しています。
次に、音域の調整ですね。自然に作っているとメロディの音域って1オクターブ半~2オクターブくらいになることも多いです。しかし
アイドルグループなんかだと使える音域は結構狭い(たいてい1オクターブくらい)ので、テクニカルに転調して1オクターブ内に納めるわけです。
また、楽器にも解放弦やおいしい音域などありますので、そういうものを生かす意味で、セクションによってキーを変えることもあります。

・よくあるパターン
全てKey=C(Am)から始まる場合で説明しますね。

①最後のサビで一音/半音上がる
よくあるやつです。いきなり上がってもある程度大丈夫ですし、セクションが変わる1小節前くらいに変わるのもありです。
いきなり上がるパターン
F→G(ここまでBメロ)→D→Bm~
一小節前パターン
F→G→Ab(ここまでBメロ)→Db→Bbm~

②ドミナントを介して転調
Aメロ、Bメロがマイナーキーだったのに、サビはメジャーキーになるパターン。
F→E7(ここまでBメロ)→A→D~
Aメロの最後にE7を置いて、またマイナーキーに戻るという方法がよく使われます。

③モーダルインターチェンジ
キーがCなのにCmのダイトニックコードが出現することを言います。
C→F→Ab→Bb→C
一瞬アクセントのように使われることが多いですが、ずっとこのままCmを続けることも可能なわけです。

・細々としたテクニック
①セブンスのコードをどこかに無理やりにでも放り込めば、そこから転調させる事は簡単です。
C→F→G→A7(これがドミナントになる)→D
ただ、メロディセンスは問われます。
の前に転調先のⅡmを置くとさらに意外性を増しながら確実な転調ができます。
C→F→G→Em7→A7→D

②メロディが歌い辛くなりがちなので気をつける
基本転調には違和感がつきものなので、その瞬間は音が採りにくいです。回避策としては、前のセクションの歌い終わりの音か±1音くらいの範囲で歌い始める、2拍ほど休符をいれてから歌い始める、などがあります。

③時には腕力も必要
例えばB’zの「恋心」などはダンダン!というリズムだけで強引に半音上に転調します。
理屈も何もありませんがそこに痺れます。

以上、転調のテクニックでした。
ちなみに転調はどのキーからどのキーへもやりようによっては可能です。
たのしい転調LIFEを!

四条烏丸店 池住